≪聖書日課≫

 

13日(月) 

創世記12章13節 【祝福の源アブラハム】 

アブラムに対する主なる神の召命は、「あなたは生まれ故郷、父の家を離れて、わたしが示す地に行きなさい」というものでした。これまで生きて来た土地や人的なのつながりの一切を断ち切り、未知の世界に踏み出しなさい、というのです。 

この神の命令には、祝福が伴っています。祝福の内容は告げられてはいませんが、アブラムは大いなる国民になることが約束され、その名が高められるのです。アブラムは祝福の源となり、地上の氏族はすべて、アブラムによって祝福に入ることが告げられています。アブラムを祝福する人を神は祝福し、アブラムを呪う人を神は呪われます。 

 

  14日(火) 

創世記14章17~24節 【天地の造り主、いと高き神】 

シンアルの王ら東方の四人に対し、ソドムの王ら五人の王が同盟を結び反乱を起こしたものの、四人の王たちに打ち破られてしまいます。そのため、ソドムに住んでいたロトも捕虜となり、財産もろとも連れ去られてしまいます。そのことを聞いたアブラムは救出に出て、捕虜とすべての財産を取り戻します。 

サレムの王はパンとぶどう酒を携えてアブラムを出迎え、祝福の言葉をかけています。アブラムはすべてのものの十分の一を彼に贈ります。出迎えに出たソドムの王は、人は返してほしいが、財産はすべてアブラムが取っていいと言います。しかしアブラムは、ソドムの王の物は何一つ受け取らないと主に誓います。 

 

  15(水) 

創世記31章22~35節 【守り神の像を大切にしたラバン】 

ラバン叔父さんの下で20年を過ごしたヤコブは、ラバンの不在中に、妻子や羊などの財産を携えて、ラバンの家から脱出を図ります。三日目にヤコブが逃げたことを知ったラバンは、一族を率いて七日の道のりを追いかけて来て、遂にギレアドの山地でヤコブに追いつき、山の上に天幕を張ります。その夜夢の中に神が現れ、ラバンに、ヤコブを一切非難しないようにお告げになります。ラバンは、自分を欺いてヤコブが出て行ったことを問いただしています。 

ラバンは、守り神が盗まれたことでヤコブに疑いをかけ、問い詰めています。ヤコブはラケルがそれを盗んでいたことを知りませんでした。 

 

16日(木) 

出エジプト記34章4~9節 【慈しみとまことに満ちたもう神】 

シナイ山に登ったモーセの帰りを待ちくたびれたイスラエルの民は、アロンに頼んで金の子牛像を造ってもらい、踊り戯れておりました。それを見て怒りに駆られたモーセは、十戒を刻んだ二枚の石の板を打ち砕いてしまいます。主は、シナイ山で十戒を再授与してくださいます。 

モーセがシナイ山に登ると、主は雲のうちにあって降り、「憐れみ深く恵みに富む神、忍耐強く、慈しみとまことに満ち、幾千代にも及ぶいつくしみを守り、罪と背きと過ちを赦す」と主の御名を宣言されました。モーセは急いで地にひざまずき、ひれ伏してかたくなな民の罪を赦し、神の嗣業として受け入れてくださるようにお願いをしています。 

 

17日(金) 

マタイ福音書6章8~13節 【願う前からご存じの神】 

祈るときは、奥まった自分の部屋に入って戸を閉め、隠れたところにおられる父なる神に祈りなさい、と告げられています。そうすれば、隠れたことを見ておられる父なる神が報いてくださるからです。父なる神は、私たちが願う前から、私たちに必要なものを御存じです。 

そして教えてくださったのは「主の祈り」です。まず御名が崇められ、御国の到来することを願い、御心が行われることを祈り求めるのです。後半は、必要な糧を今日与えてください、私たちに負い目のある人を赦したように、私たちの負い目を赦してください、私たちを誘惑から守ってくださいという、私たち個々人に関する願い求めです。 

 

18日(土) 

マタイ福音書26章36~46節 【御心のままに】 

主イエスは、過越の食事の席で「主の晩餐」の制定をなさった後、12人の弟子たちと一緒に、オリーブ山に出かけられました。ゲッセマネの園に入ると、主はペトロとゼベダイの子ヤコブとヨハネの三人だけを伴って、更に奥に入られます。 

主イエスが悲しみもだえて父なる神に祈っている傍らで、三人の弟子たちは眠りこけています。主イエスの諫めにもかかわらず、そういうことが三度繰り返されています。主は、「父よ、できることなら、この杯をわたしから過ぎ去らせてください」と祈ると共に、「しかし、わたしの願いどおりではなく、御心のままに」と父なる神に委ねて参ります。 

 

  19日(日) 

創世記24章1~27節 【アブラハムの僕の祈り】 

アブラハムは、イサクが40歳の時、イサクの嫁を郷里から迎え入れるため、信頼のおける年寄りの僕をアラム・ナハライムに遣わしました。僕がアブラハムの弟ナホルの町の郊外の井戸の傍らで休んでいると、ナホルと妻ミルカの息子ベトエルの娘リベカが水くみにやって来ました。僕が水を所望すると、リベカは親切にも僕とらくだに、たっぷり水を飲ませてくれました。僕はこのリベカとの出会いに、運命的な主なる神の導きを見ています。 

リベカが素性を明かすと、僕はひざまずいて主を伏し拝み、アブラハムの一族の家にたどりつかせてくださった主なる神の計らいに、感謝を献げています。